ゆめのおはなし

ゆとりがない。ストレス。頭が痛い。疲れている。そんな時にはきまって変な夢を見る。それは大抵酷くて気持ちが悪くて後味の悪い夢。私の頭はどうなっているんだろう。そんな気持ちで迎える朝。でもそんな夢の中にも何かメッセージがあるような気がする今日この頃。

夢を見た日に書いてみようと思います。小説に分類してみましたが、そんなたいそうなものではなく、ただみた夢をそのまま文字にしてみる、そんな自己満足な感じです。

命の逆襲


私は、めだかや金魚、

鳥などを飼っているらしい。


そんな風景から始まった。


どこにでも売っているような、

安い虫かごに水を張り

適当に水草のようなものを入れ、

その中にめだかと金魚を一緒に

入れていた。


世話をしていなかった為か、

水は濁り汚れている。


ある日、まるでフランス料理が

のっているかのような

お洒落な水槽をお店で見つける。



世話なんてろくにしないくせに、

見栄えだけは良くしたい

そんな人間の汚れたエゴと

いうのだろうか



家に帰って、

汚れた安っぽい虫かごから、

新しく買ってきた水槽に

うつし変えようとした。

その時に雑に扱ったせいか、

何匹かを殺してしまう。



なんとも思わず作業を続けていると


水を少しこぼしそうになった。




そしてめだかが手に当たった瞬間、


物凄い威力で噛まれたのだ。


手に跡がつくくらい。

手からは血が滲んでいる。



その瞬間飼っていた鳥が

あけっぱなしの窓から逃げていく。



なんとなく不穏な空気が流れた



私は殺してしまった死体を

とるのが怖く、

そのまま買ってきた

新しい水槽にうつす。



すると、

生き残った魚たちが

死体にいっきに群がった。


なんとなく怖くなり、目を背けた。




そして、もう一度見てみると

生きていたはずの魚たちもいなくなっていた。